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灯油価格5週連続上昇…財布も悲鳴 原油価格高騰で値上がり 豪雪地帯では家計圧迫【岡山・香川】

2021.10.20

灯油価格5週連続上昇…財布も悲鳴 原油価格高騰で値上がり 豪雪地帯では家計圧迫【岡山・香川】

原油価格の高騰でこれから需要が高まる灯油の値段も上がっています。岡山・香川でも9月以降大幅に上昇しています。

冬を前に暖房が欠かせない岡山県北の豪雪地帯を取材しました。

「きょうは何リッター入れようか…きょうは50リットル本当に冷えますね。」

津山市街地から北へおよそ30キロ、鳥取県境に近い津山市阿波地区です。

山あいにあるこの地域は、冷え込みが厳しく、冬になると多い時には50センチ近い積雪があるといいます。

住民によると、19日は気温が4度まで下がり、家によっては既にストーブなどの暖房器具を使っています。

石油情報センターは、20日全国の灯油の平均価格を発表しました。

18リットル入りの店頭価格は、岡山県は1795円、香川県は1829円でした。岡山では5週連続、香川では3週連続の上昇です。

阿波地区にあるこちらのガソリンスタンドでは1リットル当たり106円。こちらも9月中旬頃から値上げが相次いでいます。

(地元の人は)
「暖房を使う時間を減らさないといけない。これからどのくらい高くなるのか。雪も降るのでどうしても暖房がないといけない。」

(合同会社あば村 伊藤享さん)
「必要な時にこれほど値段が上がるのはつらいがこればっかりは仕方ない。」

こちらの住宅では、大型タンクが設置されていて冬に備えて灯油を購入しました。相次ぐ値上げに不安を隠せません。

(灯油を注文した人は)
「寒くなってきたので早めにお願いした。いたい、家計としては。2021年は節約しながら頑張りたい。」

約460人の住民の半数を65歳以上の高齢者が占める津山市阿波地区。

家計に打撃を与える灯油の相次ぐ値上げに頭を抱えています。