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【続報】種類は…なぜ瀬戸内海に…謎が深まる クジラの死骸…水島港に漂流 専門家は【岡山・倉敷市】

2021.09.21

【続報】種類は…なぜ瀬戸内海に…謎が深まる クジラの死骸…水島港に漂流 専門家は【岡山・倉敷市】

海に浮かんでいるのは…体長約10メートルのクジラの死骸です。9月21日午前、倉敷市の水島港で見つかりました。

太平洋など外洋で生息するクジラ。なぜ瀬戸内海で見つかったのでしょうか。

(クジラを見た人は…)
「80数年生きているけど初めて」
「ビックリした」
「うわあ、すごい」

口々に驚きの声を上げる人たち。それもそのはずです。

(岸下恵介アナウンサー)
「穏やかな瀬戸内海でクジラの死骸が見つかりました。体長10メートルはあるでしょうか、かなり大きいです」

21日午前8時半頃、倉敷市の水島港で「クジラが漂流している」と水島海上保安部に通報がありました。

約1時間後、駆け付けた巡視艇の乗組員が、港の沖合で体長約10メートルのクジラの死骸を見つけました。

(近くで働く人は…)
「クジラ着いたぞって、珍しい」

クジラの死骸が見つかったのは、瀬戸内海の真ん中に近い場所。そもそも、クジラは生息しているのでしょうか。

(日本鯨類研究所資源生物部門 田村力部門長)
「お腹にうねという線が入っている。おそらくナガスクジラ科の鯨類。瀬戸内海にあのクジラが来ることはめったに無い」

県の水島港湾事務所によりますと、20日千葉県から来たタンカーが船首部分にクジラを引っかけた状態で水島港に入港したことが分かっていますが、どこで引っかけたかは分からないということです。

県は、死骸を研究用に活用してもらえないか大学などにあたっています。