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興味津々…匠の技 日本最古の芝居小屋「金丸座」耐震工事 大工志望者が見学【香川・琴平町】

2021.09.14

興味津々…匠の技 日本最古の芝居小屋「金丸座」耐震工事 大工志望者が見学【香川・琴平町】

普段はお目にかかれない文化財の工事に興味津々です。

大規模な耐震工事を行っている香川県琴平町の芝居小屋、金丸座を9月14日、地元の職人学校の生徒たちが見学しました。

手際のよい左官職人の仕事ぶりを眺めているのは、町内の職人学校で建築などを学ぶ生徒たちです。

琴平町の旧金毘羅大芝居、通称・金丸座は、国の重要文化財に指定されている現存する日本最古の芝居小屋で、2020年4月から大規模な耐震工事が行われています。

工事は、ユネスコの無形文化遺産「伝統建築工匠の技」の保存団体に所属する職人らが手掛けていて、次世代を担う大工志望の若者たちにプロの技を学んでほしいと、町教委などが初めて見学会を開きました。

「丸太があったり、ひん曲がった部材の中に合板を敷く必要があります。緩衝材は大工さんが現場に合わせ1本1本、裏にノミやカンナをかけて作ります。」

古い土壁の中に耐震補強用の資材を埋め込む工程など、文化財を傷つけないように行われる作業に生徒たちは興味津々の様子でした。

(見学した生徒は…)
「日本特有の技とか、良さがすごく出ていてすごいなと思った」
「(左官職人が)塗るのが上手。段差のないように塗っててすごい」

金丸座の耐震工事は2022年3月に終了する予定です。