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野菜がマカロンに!規格外の春菊や玉ねぎを活用 色鮮やかなスイーツに【岡山・瀬戸内市】

2021.07.15

野菜がマカロンに!規格外の春菊や玉ねぎを活用 色鮮やかなスイーツに【岡山・瀬戸内市】

市場の流通規格に合わず廃棄される野菜を減らそうと、瀬戸内市の農業法人が、規格外の野菜を利用したスイーツの販売を始めました。
資源を無駄にしない環境にやさしい取り組みを取材しました。

カラフルでコロンとした形が可愛らしいマカロン。どれも野菜本来の色が生かされています。
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このマカロンを開発したのは、瀬戸内市長船町で野菜を生産する農業法人「いぶき」です。
3.5ヘクタールの畑で、季節ごとに約50種類の野菜を栽培し、県内のスーパーなどに出荷しています。
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その際発生するのが、規格外の野菜です。
マカロン3   .png
小さな傷がついていたり、大きく育ちすぎたものなど、市場の流通規格に合わない野菜は、総生産量の約10%を占めていて、その多くは廃棄処分されるといいます。
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(いぶき 梶岡洋佑社長)
「市場原理なので、仕方ないところもあるが、少しでもロスがでないように。作ったものが売れずに土に戻すのは、生産者としても辛いので、少しでも活用したい」
マカロン5   .png
流通規格に合わないだけで、味に問題はありません。
いぶきは、廃棄される野菜を少しでも減らそうと、加工品にその野菜を利用することにしました。
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出荷できなかった野菜を低温乾燥して粉末状に。その粉末を生地に練りこんで、5種類の色とりどりのマカロンを完成させました。
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緑は、シュンギクのほろ苦さが効いた生地に、あんこを挟んで和風に。
白はタマネギのマカロン。アクセントにコショウやパセリを使い、オニオンスープのような風味に仕上げています。

(いぶき 梶岡洋佑社長)
「マカロンは彩りも商品の魅力。野菜の色を活かした商品でマカロンを思いついた。年間で300~400キロの規格外の野菜を使用目指す」
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マカロンは、インターネットで販売していて、7月からは店頭販売も始めたいとしています。
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