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2021.06.24

生活費切り詰め勉学に励む コロナ禍で苦悩の留学生 夢に向かいアルバイト兼業で耐える…【香川・高松市】

多くの人が我慢を強いられたこの1年、新型コロナは外国人留学生の生活にも暗い影を落としました。生活費を切り詰め勉学に励む高松市の留学生を取材しました。

和気あいあいとした雰囲気の授業。

来日して1年8ヵ月、日本語の読み書きは見る見ると上達しました。穴吹カレッジ国際ビジネス学科で学ぶチャン・ト・ヒエンさん。日本で働くことを夢見てベトナムからやって来た留学生です。

(授業の様子)
「増えるの反対は?」→「減る」
「ヒエンさん、上がるの反対は?」→「下がる」

来日してまもなく高松市の繁華街にある居酒屋でアルバイトを始めたヒエンさん。当初は月に約9万円の収入がありましたが、新型コロナの感染拡大により店が短縮営業を余儀なくされ、月収は半減。生活費の収支が赤字となり、貯金を切り崩す生活が続いていました。

(チャン・ト・ヒエンさん ※2020年6月撮影)
「今、大丈夫じゃないんです。アルバイトのシフトにもっと入りたい…。」

コロナ禍で自由な外出もできない中、ヒエンさんはこの1年間、寮にある自分の部屋で日本語能力試験合格に向け勉強を続けています。

エアコンもなるべく使わず、毎日の食事はルームメイトと交代制で自炊。生活を少しでも楽にしようと、春からは市街地の郊外にあるコンビニでのアルバイトも新たに始め、自転車で片道25分かけ通っています。

(チャン・ト・ヒエンさん)
「コロナで仕事がなくなり、市街地のコンビニは応募がいっぱい。私は入れなかった。(郊外でも)学費を払うためにやらないといけない。」

コロナ禍の苦学生を救おうと、ヒエンさんの通う穴吹学園ではコメなどの食料配布やアルバイトのあっせんなど様々な生活支援を行っていますが、学生それぞれが抱える悩みはより深刻です。

(穴吹カレッジグループ国際部 池下慎一郎次長)
「経済的な打撃を海外の保護者が受けていて、仕送りの金額を減額したり、送れなくなる。(生活費以前に)学費の支払いを相談しなければならない学生も出てきますよね。」

日本で働くことを夢見てコロナ禍の中やって来た留学生たち。安心して学べるようになるまで我慢の日々が続きます。
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