岡山県に発令されていた緊急事態宣言が、２１日、約１ヵ月ぶりに解除されました。

再び日常へ。動き出した観光施設やまちの声を取材しました。

通勤・通学客が足早に勤務先や学校に向かいます。

緊急事態宣言が解除されて初めての朝、午前８時頃のＪＲ岡山駅前です。

（まちの人）
「（交通機関は）いつも通り。早く友達と飲める日が来れば」「きのうまで控えていたが（宣言解除になり）きょうから公民館の会に参加した。「夜の飲食が可能になって感染拡大するのでは」「宣言が明けても１人１人が意識していかないといけない」

５月１３日から休園していた岡山後楽園も、２１日から再開です。

園内では、来園者がちょうど見頃を迎えたハスの花などを楽しんでいました。

（訪れた人）
「よく来ていた。しばらく来られなかったのが寂しかった。久しぶりに来られてワクワクしている」

こちらは結婚式の前撮りのため訪れた夫婦です。

当初は宣言期間中に予定していたため、撮影が延期となり、開園を心待ちにしていました。

（新婚夫婦）
「コロナの影響で一時延期になり、ようやく撮影を迎えることができて幸せ」

（岡山後楽園事務所　石井謙次所長）
「園内放送での呼びかけや消毒液の利用の徹底。まずは県内の皆さんに後楽園を楽しんでほしい」

こちらも２１日から再開した真庭市の湯原温泉にある砂湯です。

（入浴客）
「半年ぶりに入った。自然の中で開放的。一番好きな場所」

温泉街にある１１の飲食店も約１ヵ月ぶりの開店。久しぶりにのれんが上げられました。

感染の再拡大防止へ予断を許さない状況は続きますが、旅館の組合は感染対策を徹底し、夏の観光シーズンを迎えたい考えです。

（湯原町旅館協同組合　高橋忠孝代表理事）

「解除になり、いよいよ観光シーズンに入る。安心して客を迎えられる環境が整ってきた」