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10→5→「3万円で可決」 10万円給付公約の丸亀市長 市民からは厳しい声も…【香川・丸亀市】

2021.06.22

10→5→「3万円で可決」 10万円給付公約の丸亀市長 市民からは厳しい声も…【香川・丸亀市】

すべての市民に公約の半額の5万円を支給するとして、丸亀市の松永市長が市議会に提案した議案についてです。議会は6月21日、給付額を3万円に減額した修正案を可決しました。

最終日を迎えた6月定例丸亀市議会。全市民に5万円を給付する議案は、松永市長の思惑通りに議論が進みません。

(市議会都市環境委員会 大西浩委員長)
「3万円修正案を賛成多数で可決した。」

振り返ること1週間前、議会の委員会は給付額を3万円に減らした修正議案を可決しました。

減額分を市の貯金にあたる基金に積み立てる考えです。5万円か、3万円か、もしくは給付反対か。議会でも最後まで意見が分かれました。

(3万円修正賛成討論 岡田剛議員)
「今後も感染症対策を継続して実施しないといけないそのために多額の財源がいる。財政の弾力性を担保するよう努めるべき。」

(給付事業反対討論 横川重行議員)
「定額を一律給付ではなく必要な人に出すべき。」

1人が退席し、22人で採決。3万円給付の修正議案が過半数の13人の賛成で可決され、近く、全市民に3万円が給付されることになりました。

(松永丸亀市長)
「(5万円を)楽しみにしていた人には申し訳ない。私も早急に(給付)というのを念頭に置いていたので(議会対策を)慌てすぎたと反省している。」

(市民は)
「3万円でももらえるだけありがたい。」
「もらうのはありがたいがもっと福祉政策に使ってもらった方がありがたい。」
「3万円が少ないとかじゃなく公約違反はいかん。」

選挙公約を巡って混乱が続いた丸亀市政。納得感が得られないまま決着が付きました。