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高齢者1回目接種率全国2番目で急激な伸び 岡山県のワクチン接種率上昇の裏には何が…【岡山】

2021.06.09

高齢者1回目接種率全国2番目で急激な伸び 岡山県のワクチン接種率上昇の裏には何が…【岡山】

感染者数が減少傾向の中、上昇しているのがワクチンの接種率です。

岡山県は6月8日の時点で、高齢者の1回目の接種率が全国2番目で急激な伸びを見せています。一体なぜなのか、取材しました。

高齢者を乗せたバスが到着しました。ここは、瀬戸内市のワクチン集団接種会場。バスは車を持たない人などのために、市が走らせています。

(呼び出し)
「30番、31番、32番の方、こちらへお並びください。」

市内の高齢者の1回目の接種率は、6月6日の時点で49.6%。7月末までに2回の接種が終えられる見通しです。

(岡山県ワクチン対策室 塩飽成史室長)
「市町村の方でも集団接種を進めてもらっているのでそうした努力の成果が表れている。」

医療機関へのスムーズな配送のため岡山市が独自に設けたワクチンの移送センター。岡山県は個別接種する住民が県内どこの医療機関でも接種できる体制を整えました。

自治体のこうした取り組みの効果か、8日の時点で岡山県の高齢者の1回目の接種率は39.57%で、全国2番目の高さとなっています。

岡山県ワクチン対策室の塩飽室長は、さらに県の特性が接種の加速に関係していると見ています。

(岡山県ワクチン対策室 塩飽成史室長)
「岡山県の医療関係、人口に対して充実している。」

県が発表している医療体制のデータを図にしたものです。医師や看護職員の数などが全国平均を上回っていて、接種できる環境や接種従事者の数が充実していると言えます。

(岡山県ワクチン対策室 塩飽成史室長)
「医療従事者の1回目の接種がほぼ終了した状況。そういう面で打ち手の確保もある程度進捗しているのではないか。」

収束への切り札とされるワクチン。県によりますと、県内では多くの市町村が高齢者への接種を7月末までに終えられそうだということです。

(岡山県ワクチン対策室 塩飽成史室長)
「今後も希望する人に一日でも早く接種できるよう取り組む。」