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さらに厳しい局面へ 初のステージ4に引き上げ「まん延防止等重点措置」申請【岡山】

2021.05.12

さらに厳しい局面へ 初のステージ4に引き上げ「まん延防止等重点措置」申請【岡山】

感染の抑え込みへ、さらに厳しい局面へと入ります。岡山県は、12日、「まん延防止等重点措置」の適用を国に申請しました。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「まん延防止等重点措置の適用を申請しました」

12日開かれた新型コロナウイルスの対策本部会議で、伊原木知事が明らかにしました。

「まん延防止等重点措置」の対象は、岡山市と倉敷市の全域で、飲食店などに営業時間の短縮などを要請し、正当な理由が無く応じない場合は、知事の権限で罰則付きの「命令」に切り替えることができます。

期間は14日から5月末の予定で、対象となる飲食店は2つの市で合わせて約1万1000店舗に上ります。

■対象となった両市のトップはー
(岡山市 大森雅夫市長)
「もう一段高い規制が必要。県に要請していた。県に受け止めてもらい非常にありがたい。人流を減らしていくしかない」

(倉敷市 伊東香織市長)
「困難を事業者の皆さんにお願いすることになるが、ここで食い止めなければいけない。瀬戸際にある」

これに合わせて県は、同じ期間の県民や事業者への協力要請をまとめました。

岡山市と倉敷市の時短要請では、すべての飲食店の営業時間を午後8時までとし、酒は終日、提供しないよう求めます。

応じた店舗には、売上に応じた協力金が支払われます。

(飲食店は…)
「酒の提供ができないと休業するしかない。厳しい状況になってきた」
「要請があけた時に楽しんでもらえるよう頑張っていく」

また、全県を対象に日中、夜間を問わず、不要不急の外出や移動の自粛、オンラインを除き規模の大きな会議や集会、研修の自粛、学校の部活動の制限や自粛を求めています。

(まちの人は…)
「まん延を防止するには、それ位した方が良い。」
「大学に通えないのはさみしい。しょうがない」

厳しい協力要請の背景にあるのが、これまでで最も厳しい局面を迎えている感染状況です。

病床使用率や新規陽性者数など、6つの指標すべてで最も切迫度が高いステージ4の基準を超え、対策本部会議では、初めてステージ4への引き上げが決まりました。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「県民の命を守るためには飲食店だけでなく広範囲の協力が必要。大変な状況を知ってもらいたい」