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変異株により新局面を迎えたコロナ対策 専門家「みんなで抑えていく」という発想で対抗を【岡山・香川】

2021.04.19

変異株により新局面を迎えたコロナ対策 専門家「みんなで抑えていく」という発想で対抗を【岡山・香川】

岡山県では新型コロナウイルスの新規感染者が4月18日、17日と2日連続で50人を超え、急増しています。急増の背景は。必要な対策は。専門家に話を聞きました。

(関西福祉大学社会福祉学部 勝田吉彰教授)
「まったく新しい次元に行っているのが現状。変異株が一番の原因。変異株の速さを考えると東京・大阪・岡山、特に区別することない。」

外務省の元医務官で、感染症に詳しい関西福祉大学の勝田吉彰教授は、変異ウイルスが世界的に広がる中、日本でも感染者が急増し大都市圏や地方の区別をする時期ではないと指摘します。また岡山県北を含む県内全域に感染が拡大しつつあることに注意を促しました。

(関西福祉大学社会福祉学部 勝田吉彰教授)
「県北はこれまでは少なかった。増える前に感染を広げないためにできることをしてほしい。」

重要なのは持続可能な取り組みです。

(関西福祉大学社会福祉学部 勝田吉彰教授)
「必要な対策は決まっている。手洗い・咳エチケットマスク、ソーシャルディスタンス、三密回避、いかにして続けていくか、私たちの生活習慣に組み込んでほしい。」

感染力の強い変異ウイルスにより新たな局面を迎えているコロナウイルスへの対策。勝田教授は警鐘を鳴らします。

(関西福祉大学社会福祉学部 勝田吉彰教授)
「(コロナウイルスを)関西圏から持ち帰る、東京から持ち帰るという、発想は差別を生む。差別はかえって感染(防止)の足を引っ張る。「どこかから来る病気」という発想は捨てて「みんなで抑えていく」という発想で対抗したい。」