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コロナ初感染から1年 ワクチン接種 供給量見込みより少なく自治体もスケジュールを見直し【岡山・香川】

2021.03.17

コロナ初感染から1年 ワクチン接種 供給量見込みより少なく自治体もスケジュールを見直し【岡山・香川】

3月17日、国内でのスタートから1ヵ月が過ぎたのがワクチンの接種です。当面の供給量が見込みより少なく、岡山・香川でも自治体がスケジュールの見直しを迫られています。
ワクチン到着・接種も始まる_001.jpg
(菅首相 接種)

日米首脳会談を前に、16日にワクチンを接種した菅総理。接種後、報道陣の取材にこう、力を込めました。

(菅首相)
「1日も早く国民に届けなければならないと痛感。」

しかし、ワクチン供給の見通しは不透明な状況が続いています。高齢者への優先接種は4月12日から全国で始まる予定で、岡山県では約56万人、香川県では約30万人が対象です。
ワクチン県.jpg
一方で4月中に県に届くワクチンは、岡山が約2万4000人分、香川が約1万9000人分と対象者の5%前後で、5月10日以降安定的に供給される見通しとなっています。

(新田俊介記者)
「こうした状況から、自治体は混乱を避けながらの接種スタートへ、体制の見直しを進めています。」

岡山県は、高齢者施設の入所者を優先して接種する方針で市町村と協議しています。クラスターの発生リスクが高く、限られたワクチンを効果的に使うのが狙いで、これまでにほとんどの市町村から了承が得られたということです。
ワクチン接種.jpg
また高松市は、かかりつけ医での個別接種で75歳以上への接種を先行させることにしました。

(高松市 大西秀人市長)
「想定したスケジュールが遅れて先行きはまだ不透明。市民に迅速かつ正確な情報提供を行いたい。」

岡山・香川で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されて1年。収束への切り札と期待されるワクチンの、安定した供給が待たれます。