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34年愛され引退 瀬戸内の島を結ぶ旅客船「めおん」お別れ式【香川・高松市】

2021.02.28

34年愛され引退 瀬戸内の島を結ぶ旅客船「めおん」お別れ式【香川・高松市】

高松市の高松港と瀬戸内海に浮かぶ島々を結び活躍した旅客船「めおん」が、老朽化のため、28日で引退することになり、お別れ式が行われました。

引退することになったのは、高松港と高松市沖の女木島・男木島を結ぶ旅客船「めおん」です。お別れ式には関係者約30人が出席しました。島の人たちから船長たちに花束が贈られ、「めおん」は約110人の乗客と共に最後の運航に出発しました。
「めおん」は1987年に就航以来34年にわたり、島の人たちの交通手段として活躍してきました。また3年に一度開かれる現代アートの祭典瀬戸内国際芸術祭では、世界中から訪れる観光客の足となるなど、子供から大人まで世代を超えて愛されてきました。

(高松市の女性)
「小さい時にめおんに乗って、家族で海水浴に行っていた。懐かしい。」

(綾川町の親子)「めおんで、瀬戸内国際芸術祭に何度か行った。」
「(初めてのめおんは?)楽しい!!」

(丸亀市の学生)
「コロナでどこにも行けなかったので学生最後の思いで作りに来た。」

34年の歴史に幕を下ろした「めおん」。今後は、28日に就航した新しい船が、人々の生活を支えて行きます。