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岡山で初確認の変異ウイルス 従来とどう違う?注意ポイントは?【岡山】

2021.02.19

岡山で初確認の変異ウイルス 従来とどう違う?注意ポイントは?【岡山】

続いては18日、岡山県内の感染者から初めて確認された変異した新型コロナウイルスについてです。

従来のウイルスとはどう違うのか?注意すべきポイントは?専門家に聞きました。

(津山中央病院感染症内科 藤田浩二特任部長)
「12月から国内で確認されていたので、遅かれ早かれ出てくるだろうと思っていました」

こう話すのは、岡山県北で唯一の感染症指定医療機関、津山中央病院の藤田浩二医師です。

18日、岡山県内の感染者2人から確認されたイギリス由来の変異ウイルス。

厚生労働省によりますと、これまでに世界80ヵ国以上で確認され、従来のウイルスより感染力が強いとされています。

(津山中央病院感染症内科 藤田浩二特任部長)
「報告の幅はあるが、最大70%ぐらい感染力が強い。殺傷力とか致死力が増しているわけではない」

県は2人に不特定多数との接触は無く、濃厚接触者も特定できていることから、感染が広がる可能性は低いとしています。

一方で、藤田医師は今後、変異ウイルスの感染が広がる可能性は否定できないと話します。

(津山中央病院感染症内科 藤田浩二特任部長)
「今まで感染しなかったレベルのウイルスとの接触で、感染が成立しやすくなる。変異株が流行の波を新しく作るとなると大きな波は起きうる。どんな時も対策は一緒。手洗い、消毒、3密避ける」

19日開かれた岡山県の対策本部会議では、伊原木知事が、基本の感染防止対策の徹底を呼びかけました。

(岡山県 伊原木隆太知事)

「変異ウイルスだからといって特に対策は違わない。できる事は同じなので、県民には注意してもらいたい」

県内の感染状況が落ち着く中で入った新たな局面。私たちは今一度気を引き締めて新型コロナウイルスと向き合う必要があります。