岡山県は２月１日、新年度当初予算の編成にあたり、歳入の見込みが予算要求額を下回り、８９億円の収支不足になると発表しました。新型コロナウイルスの影響による税収の落ち込みが要因です。

伊原木知事が１日の定例会見で明らかにしました。各部局からの予算要求額７５９７億円に対し歳入見込みは７５０８億円で、現時点で８９億円の収支不足となっています。新型コロナウイルスの影響で法人関係税などの県税や地方譲与税など税収が２６７億円落ち込む一方、新型コロナ対策などで歳出が増えているためです。

（岡山県　伊原木隆太知事）
「岡山県の場合はもともと財政状況が悪かったところに改善をする努力をしてきたが、西日本豪雨、コロナ、厳しい中での予算編成になる」

予算要求段階でのマイナス収支は７年連続で、県は不足分について、貯金にあたる財政調整基金を取り崩して対応するとしています。新年度当初予算案は２月１５日に発表されます。