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コロナ禍で異例の対応 日本三大奇祭の一つ 西大寺会陽事始め式【岡山・岡山市】

2021.02.01

コロナ禍で異例の対応 日本三大奇祭の一つ 西大寺会陽事始め式【岡山・岡山市】

約1万人の裸の男たちが、宝の木を奪い合う日本三大奇祭の一つ、西大寺会陽。コロナ禍で参加者の数を大きく制限して行われる2021年の会陽に向け、岡山市の西大寺観音院では一連の行事が始まりました。

厳かな雰囲気の中、2月1日朝行われた書初め式です。瀬戸内市の書道家、奥田雄山さんが、新型コロナウイルス収束の願いを込めて厳しい冬が去り、春が来るという意味の「一陽来福」の文字を書きあげました。

(書道家 奥田雄山さん)
「2021年はもう疫病退散。しっとり書くより、迫力で、ばしっと書こうかなと」    

書初め式の後には、宝の木、宝木を作る道具を手入れする事始めの儀式が行われました。事始めの儀式は、会陽に向けた一連の行事の始まりです。白装束に身を包んだ宮大工が、のこぎりやカンナなど、11の道具を丁寧に磨いていきました。西大寺会陽は、2月20日、参加者を歴代の福男141人に限って行われます。見物客の境内への入場も制限され、祭りの様子は インターネットで配信されます。