国内の造船１位で丸亀市に生産拠点を置く今治造船が、国内２位で横浜市のジャパンマリンユナイテッドと船の設計などを行う新しい会社を東京で立ち上げました。

今治造船は２０２０年３月、ジャパンマリンユナイテッドと資本提携を発表し、１月１日、共同出資の形で「日本シップヤード」を立ち上げました。新会社では、商船の営業や設計を共同で行い効率化を図ります。船の建造は両社で分け合い、商船の国内シェアで半分を握ることになります。香川など瀬戸内を中心とした生産体制で、世界をリードしてきた国内の造船産業は、政府の支援を受けて規模の拡大を図る中国や韓国のメーカーに押されています。さらに新型コロナウイルスの影響で海外の受注量が減少していて、国内１位２位の大連合で生き残りを図る考えです。