２０２１年の展望をシリーズでお伝えしています。４回目は「まちづくり」。特に岡山市中心部はその姿を大きく変えようとしています。

（早川祐貴記者）
「イトーヨーカドー跡地に進められている　杜の街づくりプロジェクトは一部のエリアで　２０２１年７月に開業します。このように岡山市　中心部では複数の再開発事業が進んでいます」

両備ホールディングスが出資する合同会社が進める杜の街づくりプロジェクト。２０２１年はオフィス、商業棟やマンション部分が完成し、２０２２年には飲食店や温浴施設が入る新しい施設も完成予定です。岡山市中心部ではこのほか、ＪＲ岡山駅前や岡ビル、ビブレ跡地などでもホテルや商業施設、マンションなどの再開発が進められています。文化施設では新しい市民会館、岡山芸術創造劇場の整備を岡山市が進めています。２０２３年夏頃のオープンを目指して工事中です。こうしたハードとハードをつなげる動きも進んでいます。県庁通りの１車線化は３月末までに西側の半分が完成し４月以降に東側の工事も始まります。またＪＲ岡山駅への路面電車の乗り入れや路線の延伸に向けた議論も加速します。未知のウイルスが社会の在り方を変えつつある今、岡山市中心部はそのまちの姿を大きく変えようと
しています。