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ルーツが同じ姉妹都市…北海道の高校生が実習体験で観音寺市へ【香川・観音寺市】

2020.12.16

ルーツが同じ姉妹都市…北海道の高校生が実習体験で観音寺市へ【香川・観音寺市】

北海道の高校生が12月16日、修学旅行の一環で観音寺市を訪れました。北の大地から観音寺市を訪れたのにはある特別な理由がありました。

バスを降りるジャージ姿の高校生40人。
約1200キロ離れた北海道真狩村の真狩高校の生徒です。

修学旅行代わりの実習で観音寺市内の果物農家を訪れ、レモンを栽培する農業用ハウスやミカンの選果場などを見学しました。

当初、修学旅行先は沖縄でしたが感染拡大を受け四国に変更。中でも観音寺市を選んだのには特別な理由がありました。市によりますと、真狩村は明治中期の1895年、旧大野原町の住民らが開拓・移住したのが起源とされ1991年に大野原町と姉妹都市に。

祖先のルーツが同じ観音寺市での実習が実現したという訳です。

(フジカワ果樹園 藤川寿夫社長)     
「うちらミカン農家です。ミカン1個を子供として扱ってます。生産したものを出荷するまで、子供を出す気持ちで農業をやってください」
 
生徒たちが最後に訪れたのはミカン畑。
北海道ではできないミカンの収穫作業を体験しました。

(生徒たちは…)
「果物狩り自体したことがなかった。結構楽しい」
「低いところに実がなっているので取るのが大変」
「意外にすぱすぱ切れて楽しかった」

古くからの縁で実現した今回の実習。
生徒たちは徳島県内を観光した後、12月18日、北海道に戻るということです。