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クラスターが相次いだ「カラオケ」…スーパーコンピューターで感染リスクの検証【岡山・倉敷市】

2020.12.16

クラスターが相次いだ「カラオケ」…スーパーコンピューターで感染リスクの検証【岡山・倉敷市】

知事が自粛を呼びかけたカラオケ。倉敷市では先週から3件のクラスターが相次ぎました。どんな感染リスクが潜んでいるのか、検証しました。

(倉敷市伊東香織市長)
「カラオケのできる飲食店の利用があった。倉敷市第1例目のクラスター発生」

12月11日、倉敷市でカラオケのできる飲食店の利用客12人の集団感染が確認、12日には別の店で7人、13日にも別の店で22人と3日連続でクラスターが相次ぎました。

3つの事例に共通するのは「カラオケ」。
しかし問題はその楽しみ方でした。

(倉敷市伊東香織市長)
「今回の感染事例を見るとマスクを外して参加者の方を向いて、会食をしながら大きな声で歌い、換気もあまり良くない」

スーパーコンピューター、富岳の調査によりますと歌う時の飛まつは通常の会話の約3倍。何も対策をせず、マスクを着けずに座って歌うと、飛まつは30秒程で急速に広がります。

一方、マスクを着けて排気口の下で歌った場合です。

飛まつは広がりにくく、排気口から外に排出されています。今度は換気の効果を目に見える形で表します。赤は汚染された空気、青は新鮮な空気です。

エアコンをつけることで換気量は2倍程度になり空気が入れ替わっていくのが分かります。マスクをせずに歌うと飛まつは会話の3倍に。換気せず大人数だとさらに感染リスクは高まります。

(岡山県 伊原木隆太知事)       
「危険です。そもそも今の時期これをしますかと。改めて注意喚起をさせて頂きたい」