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三つ巴の戦い…現職と新人2人による新見市長選挙【岡山・新見市】

2020.11.26

三つ巴の戦い…現職と新人2人による新見市長選挙【岡山・新見市】

新見市長選挙は、現職と新人2人による三つ巴の戦いとなっています。相次ぐ自然災害への対応や急速な人口減少など、市が直面する課題をまとめました。

(池田一二三候補)
「これからの土台となる地域づくり、人づくり。これがなければ新見市は生き延びていけません。ここで流れを変えるわけにはいかないんです」

(仲田芳人候補)
「私に人口減対策の正面に立たせてください。良いことをつなぎ合わせてもっと良いことをつくるということです。それだけの人や資源がこのまちにはあります」

(戎斉候補)
「新見の皆様方の明るいあすのために誠心誠意頑張っていく覚悟です。生きがいを感じて生活してもらえる新しい新見市をつくります」

26年ぶりに三つ巴の戦いとなった新見市長選。

豊かな自然に囲まれたまちでは今、その自然が時に見せる厳しい顔への対応が喫緊の課題となっています。

(備中県民局新見地域工務課 赤木仁総括副参事)
「砂防ダムを整備している。この下流に土石流が流れ込んだ」

1時間に100ミリを超える雨が降った2019年9月の集中豪雨。

JR新見駅周辺で大規模な土砂災害と浸水被害が発生しました。市にとっては前の年の西日本豪雨や台風に続き2年で3度目の災害で、防災を重点施策に位置付け組織率が県の平均を下回る自主防災組織の運営費補助などに取り組んでいます。

そして人口減少も深刻です。

10月末の時点で2万8507人で、2005年の合併当時から2割以上も減りました。市は完全4年制に移行した新見公立大学の学生向けに新見駅近くに居住施設を建設予定でにぎわいづくりを目指しています。

しかし周辺には空き店舗や空き家が増えていて、抜本的な打開策となるかは不透明です。

(住民)
「新見市は今、寂しいまち。とにかく駅前を元気にしてもらいたい」

(新田俊介記者)
「人口減少と向き合いながら、どうまちを前進させていくのか。市長選はそのかじ取り役を決める大事な選挙です。新見市長選の投票は今月(11月)29日です」