岡山県などを発着する日帰りのチャーター便が２０２１年１月、１日限定で運航されることになりました。国際線仕様の飛行機で結ぶのは中国地方の３つの県。ちょっと変わったそのツアーの狙いとは。

ＪＡ全農岡山県本部が入る県農業会館。
そこで会見したのは、ＪＡグループの旅行会社、そして日本航空です。

（農協観光　中四国統括事業部　香川晋二部長）
「近場の旅行を思い切って飛行機でやってみようと」

そのチャーター便はまず岡山空港を出発し、行く先は同じ中国地方、島根県です。岡山発着のツアー客は出雲大社などを観光。その間、飛行機は島根を発着するツアーの客を乗せて広島へ。そして島根の人が観光する間、広島のツアー客を乗せ瀬戸内海の遊覧飛行を行います。

使用されるのは国際線で使われる機体。
３つの県を発着するそれぞれのツアーを１機で行います。
さらに利用者にはこんなお土産も…

（会見）
「（岡山の）お米２キロをお持ち帰りいただくと」

コロナ禍で移動や外食の需要が激減する中旅行業界や農業も苦しい状況にあり、近場での観光を提案しそれぞれの空いた資源を生かします。

（農協観光　中四国統括事業部　香川晋二部長）
「新しい旅の形を提案して事業底辺の拡大につながり、観光業界全体の盛り上げにつながれば」

国際線で結ぶ近場巡り。
ちょっと変わったそんな空の旅は、２０２１年１月２４日、１日限定で行われます。