秋の火災予防運動が１１月９日から始まるのに合わせて、岡山市の高齢者施設で火災を想定した訓練が行われました。

（訓練）
「要救助者の救出、火災防御・避難誘導にあたれ。活動開始」

訓練は震度６強の地震が発生し、火災が起きたとの想定で、岡山市中区の介護老人保健施設、恵風苑で行われました。

訓練には岡山市消防局や施設の職員、利用者など約８０人が参加し、逃げ遅れた人をはしご車やヘリコプターで救出するなどしました。岡山市消防局管内では２０２０年入って火災が１５１件発生していて、７人が死亡しています。

訓練は、１１月９日から始まった秋の火災予防運動に合わせて行われたもので、消防と施設の連携を強化するほか市民に防火意識を高めてもらうのが狙いです。

（岡山市中消防署竹本光信署長）
「こういう施設で訓練することが大きな自信になるし新しいヒントを得ることができる。火災の怖さや消防隊について理解してもらいたい」

秋の火災予防運動は１１月１５日までで、岡山市消防局では期間中、訓練や啓発活動を行うことにしています。