岡山市の池田動物園に１１月５日、ライオンがやってきました。人気者の仲間入りで入園者の減少が続く園の活性化に期待がかかります。

（竹下美保　記者）
「ライオンを乗せたトラックが池田動物園に到着しました」

１１月５日、やってきたのは、東かがわ市のしろとり動物園で生まれた２歳のオスライオン「チャーリー」。好奇心旺盛で遊び盛りです。

池田動物園では、ここ数年、ゾウやキリンなど、人気の動物が相次いで死に、２０２０年７月には、ライオンが老衰のため天国に旅立ちました。

人気者を次々と失い入園者数も減少傾向が続いています。こうした状況に助け舟を出したのがこれまで池田動物園と交流を続けてきた東かがわ市のしろとり動物園、ライオンの譲渡を申し出たのです。「チャーリー」は２カ月ほどおとなしく檻に入る練習を重ね、１１月５日の朝、スタッフに見送られ岡山にやってきたのです。

（しろとり動物園　松村一史副園長）
「動物園に足を運んでいただいてたくさんの人にチャーリー君に会いに来てもらえれば僕たちも大変うれしく思う。岡山の皆さんライオンのチャーリー君のことよろしくお願いします」

（園児たち）
「がんばれがんばれ」

チャーリーは落ち着いた様子で、優しい表情を見せてくれました。

（親子は・・）
「かっこよかった」
「若いライオンさんでこれから楽しみ」
「一緒に長い月日を過ごして行ける新たしい動物が来るのはすごくうれしい」

（池田動物園　忠政智登士副園長）
「一日も早く皆さんから親しまれてこれから大きくなる間を観察してもらって動物園を皆さんで盛り上げてほしい」

ライオンの「チャーリー」は、１１月中旬頃から一般公開される予定です。