OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
アウンサンスーチーさんが所有する日本刀…刀剣の里で修復へ【岡山・瀬戸内市】

2020.10.26

アウンサンスーチーさんが所有する日本刀…刀剣の里で修復へ【岡山・瀬戸内市】

ミャンマーの国家最高顧問、アウンサンスーチーさんが所有する日本刀が刀剣の里として知られる瀬戸内市で修復されることになり、10月26日、刀が引き渡されました。

一度は折れ研ぎ直したとみられる切先、刀身はひどくさびてしまっています。人間国宝の刀匠、高橋貞次作の日本刀で、刀を管理する日本財団から修復を担当する研師に手渡されました。

この刀は1942年に作られたもので、当時のビルマで指揮した旧日本軍の飯田祥二郎中将からアウンサンスーチーさんの父親のアウンサン将軍に贈られたとみられています。

ミャンマー側から依頼を受けた日本財団が瀬戸内市に修復を打診しました。これから約1年かけてさびを取って形を整えたり新しい鞘を作ったりして刀を甦らせます。

(研師 横山智庸さん)
「自分の身を削る思いで、後世に残して恥ずかしくない仕事をしたい」

(瀬戸内市 武久顕也市長)
「備前長船の地でよみがえらせることができればとても名誉なこと」

修復が終われば刀は返還される予定ですが、瀬戸内市はミャンマー側の許可が出れば刀を展示して見てもらう機会を作りたいとしています。