スペシャリストの力を結集し、香川のＩＴ産業の新たな拠点を目指します。県内の中小企業や個人事業主が集まるシェアオフィスが１０月１９日、高松市に開設されました。

テーブルを囲み仕事に打ち込む人たち。
一般的なオフィスの日常風景のように見えますが、それぞれの職業は異なります。

（参加者）　　　　　　　　　　　　　　　　
「グラフィックデザイナー」
「ウェブ集客支援」
「カメラ店のカメラマン」

高松市南東部、田園風景が広がる東植田町に１０月１９日、オープンしたのは中小企業や個人事業主が集まるシェアオフィス「Ｊ．Ａ．ＭＦＡＣＴＯＲＹ」です。

町内でウェブシステムの開発を手掛ける三好製作所が、地元で活躍するＩＴのスペシャリストたちの集まる場を作ろうと開設しました。シェアオフィスに参加するのはウェブデザインやシステム開発などを手掛ける香川県内の中小企業７社。

それぞれの得意分野の専門知識を持ち寄って、業務の受注の効率化や共同での起業など香川のＩＴ産業の拠点となることを目指します。

（参加する社は…）　　　　　　　　　　　　　　　
「自分ができないことを誰かに依頼できるのはありがたい。毎回委託先を探さなくてよく、手間が省ける。ツーカーの仲じゃないが、早く仕事ができるのでは」

（シェアオフィスを開設　三好製作所三好幸司社長）
「１人１人の力は弱いが、良いところがある。それをもっと生かせる状態にする。「チーム香川」が世界と渡り合う状態にしたい」

シェアオフィスでは随時、参加企業を募集していて長期的には地域の定住人口の増加など地域活性化も目指したいとしています。