高齢者を中心に被害が増え続けている特殊詐欺を防ごうと９月２日、岡山市で大学生が寸劇で注意を呼びかけました。

（寸劇）
「法務省管轄支局？国民訴訟相談センター？」

演じているのは、川崎医療福祉大学の学生です。
地元の老人会の依頼を受けてボランティアとして派遣されました。寸劇は、「未払いがあるので裁判になる」と架空の請求が来たという設定で、偽の弁護士役などが登場し巧みに高齢者をだます手口が紹介されています。

岡山県警によりますと岡山県内の２０２０年の特殊詐欺の被害額は、７月末の時点で約３億４０００万円と２０１９年１年間の被害額をすでに１億円以上、上回っています。

（劇を見た高齢者は…）
「劇してもらったらよく分かる。覚えられた」
「おじいちゃんおばあちゃん気を付けてという感じでよく分かる。孫に言われてる感じがする」

（川崎医療福祉大学の学生は…）
「あらゆる手を使って詐欺を仕掛けてくる。怪しい電話がかかってきても出てほしくない」

また９月２日は、学生が作った特製のメモ帳が配られ新型コロナウイルスの便乗詐欺にも注意を呼び掛けました。