マイナンバーカードを持っている人にキャッシュレス決済で最大５０００円分のポイントを配るマイナポイント事業が９月１日から始まりました。そのポイントの受け取りに必要な「マイナンバーカード」を求めて、岡山市役所には、多くの人が訪れています。

（受け取りに来た人）
「マイナンバーカードをもらいに」
「頂けるものはいただいておこうかとはりきって」
「大きいと思う一人５０００円なんで」

キャッシュレス決済すると２５％分のポイントがもらえる政府の「マイナポイント」事業。ポイントを受け取るにはマイナンバーカードの交付が必要です。市役所の窓口では９月１日、カードの受け取りや交付の申請に市民が次々と訪れていました。

岡山市のマイナンバーカードの交付率は１４．４％。新型コロナによる１人１０万円の特別定額給付金の申請で５月の申請数が増加。マイナポイントのスタートを前に、再び、７月から増えてきました。

市は、椅子を増やして間隔を保ってもらうなど、新型コロナの感染予防対策をしながら対応にあたっています。

（訪れた人は）
「使わせてもらおうと思うが得意ではない」

市役所では、マイナポイントを受け取る方法を教えてくれるブースを設置し相談にも応じています。政府は、この事業を通じマイナンバーカードとキャッシュレス決済の普及を促したい考えで、４０００万人分の予算を確保していますが決済サービスの登録を済ませたのは、８月２９日の時点で３７７万人と低調です。

（岡山市行政事務管理課　谷川利広課長補佐）
「消費を活性化するために政府も頑張っているので我々も協力したい」

カードの交付には、申請から約１カ月が必要で、市では、早めの申請を呼びかけています。