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観光需要回復に期待!大原美術館が4カ月半ぶりに営業再開【岡山・倉敷市】

2020.08.25

観光需要回復に期待!大原美術館が4カ月半ぶりに営業再開【岡山・倉敷市】

新型コロナの影響で休館していた倉敷市の大原美術館が8月25日、4カ月半ぶりに営業を再開しました。美観地区の中核施設の再開で落ち込んだ観光需要の回復にも期待がかかります。

400年以上前に描かれたエル・グレコの「受胎告知」にクロード・モネの代表作「睡蓮」。4カ月半ぶりに名画がお目見えしました。

新型コロナの影響で4月11日から休館していた大原美術館は8月25日、136日ぶりに再開しました。入口で検温と消毒を行い15分おきに10人程度の入場に制限します。開館90年の歴史で最長となった休館を経て多くの人が名画の鑑賞を楽しんでいました。

(訪れた人は…)
「きょう(25日)から再開だったので待ち望んでいた。バーチャル上の物は多くなったが直接見て感動したり心動かすものはやっぱり大切。貴重な機会になった」

(大原美術館 森川政典副館長)
「長い長いトンネルを抜けた気持ち。今まで閉館していてスタッフも苦しかったと思う。開館できてよかった」

美観地区の「主役」の再開。スタート1カ月を迎えたGoToキャンペーンの効果がまだ顕著に出ない中、観光に携わる人たちは期待を寄せます。

(川舟の船頭)
「戻るの見当つかない。大原美術館に期待」

美観地区の入口にあるホテルでは大原美術館の再開が決まった頃から秋の宿泊予約が増え始めました。

(倉敷国際ホテル 藤井徹海総支配人)
「GoToキャンペーンと大原美術館の再開で力強い歩みを進められるのでは」

目玉施設の再開をきっかけに、にぎわいが戻るのか。
コロナ禍の秋の観光シーズンを迎える倉敷美観地区です。