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2020.08.17

台風シーズンを前に 新型コロナ感染予防対策踏まえた避難所の開設訓練【岡山・和気町】

台風シーズンを前に、自治体の職員らが新型コロナウイルスの感染予防策を取りながら避難所を開設する訓練が8月17日、岡山県和気町で行われました。

訓練は台風の接近に伴って和気町の本荘小学校に避難所を開設する想定で行われ、県や7つの市と町の職員、約100人が参加しました。職員はフェイスシールドとマスクを着用して避難者の検温を行います。

(やりとり)
「38℃。ひまわり教室の方に行ってください」

発熱など、新型コロナの疑いがある人は体育館ではなく、別の部屋へ誘導する手順を確認しました。

(備前県民局地域づくり推進課 江端恭臣 課長) 
「受付の前で3密が起こるんじゃないかという心配もありますし、ちょっとした症状がある方を隔離していくことが手順をもって確認できたという風に考えております」

(報告 岸下恵介)
「コロナ渦での避難は避難所の密を恐れてこのように車中泊を想定する人が増えることが想定されます。そういった人への対応を職員が訓練で行っています」

職員が、車中泊している人のもとを訪ねて健康状態などを聞き取り、情報を集約する方法も確認していました。

(和気町職員)
「少ない人手の中でさらに人手がかかるので、改善点なども整理していきながら次の避難所開設に備えていけたらいいのかなと思います」

台風シーズンを前に、コロナ禍での避難所運営を考える貴重な機会になったようです。