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喜びの春目指して異例の夏…お盆返上で夏期講習に励む受験生【岡山・岡山市】

2020.08.14

喜びの春目指して異例の夏…お盆返上で夏期講習に励む受験生【岡山・岡山市】

コロナ禍で迎えた異例の夏です。世間はお盆ですが、受験生は今が天王山。しかし短い夏休みに異例の対応を余儀なくされています。岡山市の予備校で現状を取材しました。

夏。レジャーにお祭り、イベント目白押しの時季ですが、自粛や中止が相次ぎ異例の夏を迎えています。

(英語の授業)
「be動詞は、~しているという「状態」を表す」

現役生と浪人生、あわせて約150人が通う岡山市の予備校です。
お盆返上で夏期講習に励む受験生の姿は例年通りかと思いきや。

(高校生は…)
「ちょっと短すぎるかなって思いました」
「休校も長かったし…でもやっぱり短いなって思います」

(岡山県教委 教育長)
「9日間が夏季休業ということになります」

新型コロナウイルスの影響で休校になった分の遅れを取り戻すため、県立高校の夏休みは2020年、例年の5分の1ほどに。予備校で話を聞いた高校生4人の夏休みは9日か10日間で、受験に特化した講習を一日中受けられる期間が短いのです。

さらに2021年の1月、センター試験に代わり大学入学共通テストが初めて行われるため、前例を参考にできない夏を迎えています。

(高校生は…)
「不安は不安なんですけど、不安なのはみんな同じなので、とにかく勉強するしかないという気持ちです」

今まで通り、とはいかないのは当然、教える側も。

(岡山進研学院 講師)
「こちらが夏期講習の日程になります」

見せてくれたのは、夏期講習の日程です。
現役生に人気の授業を夏休み期間に固めたり、夜間の集中講義を設けたりしていて、浪人生はもちろん現役生に向けても万全のサポート体制を整えています。

(岡山進研学院 徳田秀浩さん)
「努力した結果は後からついてくる。生徒の希望にできるだけ応えられるよう、2021年2月3月に笑顔を見られるようにというつもりでやっています」

コロナ禍でも試験は待ってくれない。勉強に励む人も、その努力を支える人も、喜びの春を目指して暑い、そして異例の夏と戦っています。