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農家などで宿泊ができる「農泊」 新型コロナ影響で客が激減【香川】

新たな観光資源として注目されていた農家などで宿泊ができる農泊が新型コロナによって客が激減しています。農泊施設が増えていた香川県の現状を取材しました。

香川県綾川町に広がる田園風景です。外国人を中心にこうした田舎での宿泊ニーズが高まっていました。

(稲木健造さん)
「中国、イギリス、タイ、チェコの人も来た。去年(2019年)一緒に田植えをして喜んでくれた」

国の調査によりますと農泊の宿泊者は日本の地方の暮らしに興味を持つインバウンドの増加などでニーズが高まり、2018年度は365万人を記録しました。農泊に力を入れる地域も増え新たな観光資源として注目されていますが、2020年は新型コロナによる観光の自粛が響き宿泊者は半分以下だということです。

綾川町でコメを栽培する兼業農家、稲木健造さんは知り合いの紹介で外国人観光客を家に泊めた経験から農泊の運営に興味を持ち、母屋を簡易宿所に登録して2020年1月、事業をスタートしました。

(稲木健造さん)
「もともといろいろな人たちと話をするのが好きで日本のいろいろな文化を知ってほしい」

母屋にWi-Fiなどを整備したほか、宿泊者に農作業を体験してもらおうと野菜や果物の栽培を始めました。

(前川裕喜記者)
「稲木さんはこんなものも作りました。露天風呂。のどかな風景を見ながら贅沢な風呂を楽しめる」

ここまで準備しましたが半年間の宿泊者はなんと。

(稲木健造さん)
「1月にスタートしたが(客は)まったくの0。残念だが仕方がない」

県内でも農泊施設が増えその数は約30。2019年度5095人が宿泊しましたが4月以降はほぼ0という厳しい状況です。感染が再拡大する中、稲木さんは営業を自粛していて収束を待つしかないと言います。

(稲木健造さん)
「農業体験やおいしいコメを食べてもらい田舎の生活を味わってほしい。(コロナ禍が)早く終息してほしい」

新たな観光資源として注目されていた農泊は岐路に立たされています。

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