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被災地同士の絆が生んだ「父の日ギフト」老舗和菓子店で販売【岡山・倉敷市】

2020.06.21

被災地同士の絆が生んだ「父の日ギフト」老舗和菓子店で販売【岡山・倉敷市】

21日は父の日です。被災地同士の絆が生んだ父の日ギフトが倉敷市の和菓子店で販売されました。寒天を使った3つの涼しげな和菓子。感謝の花束や生ビールが彩を添えています。この父の日ギフトが販売されたのは、倉敷市の老舗和菓子店、松涛園です。朝から多くの客が買い求めていました。

(購入した人は…)
「かわいらしい」
「日頃の感謝を示すために買った」

1888年創業の松涛園は茶会や学校の授業に毎年、和菓子を提供してきましたが2020年は新型コロナで多くが中止になりました。売上が落ち込む中、宮城県塩釜市の男性がギフトづくりを依頼したのです。東日本大震災と西日本豪雨、2つの被災地同士で助け合った縁でした。一部は宮城県でも販売され、売上の大きな助けになりました。

(松涛園亀山健治社長)
「感謝とか人との繋がりをお菓子という形にすることができて、見て食べてもらえるというのは良かった」

被災地同士の絆が生んだ父の日ギフトは、21日午前までに完売したということです。