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西日本豪雨2年…総社市がずっと使えるように復興住宅に建て替え【岡山・総社市】

2020.05.26

西日本豪雨2年…総社市がずっと使えるように復興住宅に建て替え【岡山・総社市】

住まいの再建が難しい西日本豪雨の被災者を支援するため総社市は入居期限がある仮設住宅をずっと住むことができる復興住宅に建て替えます。5月26日、その安全祈願祭が行われました。

復興住宅への改修工事が行われるのは総社市美袋の昭和仮設住宅です。この仮設住宅には現在、西日本豪雨で被災した17世帯が暮らしていてこのうち15世帯・32人が復興住宅に転居します。総事業費は約2億4400万円で、住宅24戸と集会所1棟をずっと使えるように建て替えます。
(報告 岸下恵介)
「改修工事の目的は耐久性を上げることです、現在床下は木杭なんですが、こちらを鉄筋コンクリートに、そして壁は木でできているんですが、金属製のものに変えるということです。」           
(復興住宅に入居予定 藤吉綾乃さん)
「風が吹けばすごく揺れるし、ちょっとの地震でもすごく揺れるので、そういうものも解消されるということ、ここの地で被災していますので、この地に住み続けられるということはとてもありがたい」    
6月の着工を前にした26日、安全祈願祭では総社市の片岡聡一市長が鍬入れしました。
(総社市 片岡聡一市長)
「ちょっとコロナでかき消されたような感じがあるんですが、本来一番大切だったことは、このことなんです。被災者の方々をどう守っていくかということをこれからまた元に戻って一生懸命取り組んでいきたいと思っています」
改修工事が終わった住宅から入居が始まり2021年3月下旬までに全ての世帯の入居を終える予定です。