OHKアナウンサーの岸下恵介です。先日、昼のニュース、夕方のニュースでお伝えしましたが、岡山県警は岡山市出身で女子プロゴルフの渋野日向子選手が「新型コロナウイルスに乗じた詐欺被害の防止を呼びかける動画」を作成しました。動画の中で渋野選手は「『コロナウイルスの給付金があるので、キャッシュカードを預かります』や『ATMに行ってください』という電話があれば、それは詐欺です。すぐに警察に相談しましょう」と注意を呼びかけています。また、「コロナウイルス対策の最前線で頑張っておられる医療従事者の方々、本当にありがとうございます」と感謝の言葉も合わせて述べられています。
　この動画は一律10万円の給付金の支給開始で、これらに乗じた詐欺被害を防ぐために、子供から大人まで人気があり、影響力のある渋野選手に岡山県警が協力を依頼したそうです。動画は岡山県警のフェイスブックで公開されています。
　改めてですが「新型コロナ便乗詐欺」に皆さんご注意いただければと思います！渋野選手も動画で触れていましたが、少しでも、あやしいと思ったら、すぐに警察に相談することが大切ですし、ご家族で「注意しようね」と普段から話をしておくことも大切だと思います。おじいちゃん、おばあちゃんが別の場所で暮らしている方やお子さんが大学進学等で一人暮らしされている方は、注意喚起する意味でも事前にお声掛けしておくことも重要かもしれませんね。

例年であれば新幹線自由席の乗車率は120%～130%ということですが・・。今年のGW最終日を見てみると、自由席の乗車率は午前7時58分発の「のぞみ2号東京行きが9％」、午前8時53分発の「さくら540号新大阪行きが5％」でした。私は取材でJR岡山駅に行きましたが、お話を伺うと「山陽新幹線の開業以来の低調な利用になっている。伊原木知事がおっしゃっていたように県境をまたいだ移動の自粛は続くので、引き続き状況を注視したい」ということでした。乗車率というデータを見ると、「県をまたぐ移動の自粛が目に見える形であらわれている」と感じますが、その一方で、ＪＲの運輸実績や収入には多大な影響が及んでいます。我慢の時が続いていますが、改めて新型コロナウイルスの一刻も早い終息が待たれると強く感じました。

岡山市北区いずみ町の「献血ルームうらら」では、5月6日、7日、10日に献血に訪れた人に先着順でカーネーションがプレゼントされました。献血に訪れるきっかけにしてもらおうと企画したということです。岡山県では新型コロナウイルスの影響で、4月の献血実績が計画に対して約93％。県赤十字血液センターでは「新型コロナの感染予防対策を行っているので、患者を守るために献血に協力してほしい」と話していました。また献血する人が集中することで密集・密接が生じないように事前に予約してほしいということです！