世界各地のバリアフリー活動などをたたえる国際的な賞、「ゼロ・プロジェクトアワード」の表彰式が、日本時間の２月２５日未明、オーストリアで行われ、手話放送を約３０年継続する岡山放送が、日本の放送局として初めて受賞しました。

オーストリアの国連ウィーン事務所で行われた授賞式で、岡山放送の中静敬一郎社長が表彰状を受け取りました。

「ゼロ・プロジェクトアワード」は、国連障害者権利条約の理念に基づき、バリアのない世界を目指し、活動する取り組みを、オーストリアの財団などが、表彰するもので、岡山放送の約３０年にわたる手話放送などの取り組みが、革新的で影響力が大きいと評価を受けました。

授賞式に先立ち、手話放送を担当する篠田吉央アナウンサーが、岡山放送が聴覚障害者らと委員会を立ち上げ、番組制作を持続可能にしていることや、手話放送普及に向け、協力企業を募るビジネスモデルの構築など、独自の取り組みをプレゼンテーションしました。