子育て世帯の買い物の利便性を高めようと、笠岡市で生活雑貨店の移動販売が行われました。

やって来たのは、あの有名ブランドです。

（平野桂子記者）
「世界に６台しかないという移動販売車。生活雑貨店として有名な無印良品の車です。車内は商品が所せましと並んでいます」

食品や衣類、文具など、約２００点、隣まちの広島県福山市の店舗から運んだもので、どの商品も店頭と同じ価格で購入が出来ます。

笠岡市では、生活雑貨を取り扱う専門店が少なく、２０２０年、市が行った意識調査では、子育て世代を中心とした若い人たちが、買い物の利便性を望んでいることが分かり、実現しました。

（利用客は…）
「楽です。（子どもを）連れて福山まで行くのは、手間もある。地元に来てくれるのは楽しい。イベントみたいで」
「子どもを連れて店に行くのは大変なので、近くに来てくれると助かります」

（笠岡市社会福祉協議会　安藤和哉係長）
「若者の物を買おうと思うと、車で何十分も移動しないといけない。お母さん方が、少しでも時間短縮できたら休めると聞いたので、きっかけを作った」

笠岡市での移動販売は、今後、月に２回程度行われる予定で、新たな買い物スタイルの確立に期待が寄せられています。