2021.08.19
親子3人、感謝と覚悟の再出発
倉敷市真備町で人気のうどん店「かわはら」です。
川原さん夫妻と三男の涼さんが切り盛りしているこの店は、
今年5月、町内の別の場所にリニューアルオープンしました。
西日本豪雨から3年、復興に向かうこの町で、
感謝と覚悟を込めた再出発をしたのです。
2018年7月、店は濁流にのまれ、天井まで浸水。
うどんを打つ道具なども使えなくなりました。
「真備町のために」「楽しみにしてくれている人のために」。
川原さん夫妻は、必死の思いで、被災から3カ月後に店を再開させました。
復興を目指す地元の人やボランティアの人たちに変わらぬ味を提供したのです。
豪雨のあと、店では、泣きながらうどんを食べている人もいたといいます。
その様子を見た三男・涼さんは、サラリーマンを辞めて店を手伝うことを決めました。
川原さん夫妻と三男の涼さんが切り盛りしているこの店は、
今年5月、町内の別の場所にリニューアルオープンしました。
西日本豪雨から3年、復興に向かうこの町で、
感謝と覚悟を込めた再出発をしたのです。
2018年7月、店は濁流にのまれ、天井まで浸水。
うどんを打つ道具なども使えなくなりました。
「真備町のために」「楽しみにしてくれている人のために」。
川原さん夫妻は、必死の思いで、被災から3カ月後に店を再開させました。
復興を目指す地元の人やボランティアの人たちに変わらぬ味を提供したのです。
豪雨のあと、店では、泣きながらうどんを食べている人もいたといいます。
その様子を見た三男・涼さんは、サラリーマンを辞めて店を手伝うことを決めました。
そんな中、決壊した川の堤防拡幅工事のため、
店の近くの道路が約2年間、通行止めになることが分かりました。
客が減ることも予想されました。
別の場所での再出発を申し出たのは、涼さんです。
両親が守り続けてきたうどんの味を絶やさず、
もっと多くの人に食べてもらおうと決心したのです。
店に飛び交う元気な声と、親子の前向きな姿は多くの勇気を与えます。
町の復興を後押しするため、
「かわはら」はこれからも変わらぬ味を届けていきます。
執筆:大杉 侑也
OHK岡山放送本社営業部所属。
報道部時代は、記者として西日本豪雨の発災当時から取材を続けてきた
別の場所での再出発を申し出たのは、涼さんです。
両親が守り続けてきたうどんの味を絶やさず、
もっと多くの人に食べてもらおうと決心したのです。
店に飛び交う元気な声と、親子の前向きな姿は多くの勇気を与えます。
町の復興を後押しするため、
「かわはら」はこれからも変わらぬ味を届けていきます。
執筆:大杉 侑也
OHK岡山放送本社営業部所属。
報道部時代は、記者として西日本豪雨の発災当時から取材を続けてきた