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アクセルとブレーキの踏み間違い事故を防げ!美作市の産業機械メーカーが開発した新装置(ビズワン!2021/7/10放送)

2021.07.15

アクセルとブレーキの踏み間違いを防げ!美作市の産業機械メーカーが開発した新装置(ビズワン!2021/7/10放送)

次世代を担うキーパーソンの働き方や考え方に迫る「ミライビト」のコーナーです。

自動車のアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を防ごうと、美作市の産業機械メーカーが、ある装置を開発しました。

開発の先頭に立ったミライビトが頭に描くのは、高齢化する地域の活性化です。

生活の足として欠かせない車・・・しかし、高齢者の事故が絶えない・・・

美作市の山間部を走る車。運転しているのは山本剛(つよし)さん94歳。夫婦2人暮らしで、生活の足として車は欠かせません。

(山本剛さん)
「ご存じの通り、店もない病院もない。買い物も。妻だけのせて10キロほど週に1回から2回言っている。

たまたま社長に出会い車やめないといけないと言ったら、うちで何とかしてあげると言って見てもらって付けてもらった。」
山本さん

こう話す山本さんの車のアクセル部分につけられたこの装置。

「アイアクセル」というものでアクセルを過度に踏むとブレーキが働く仕組みで踏み間違いによる事故を防ぎます。

アイアクセル

この装置を開発したのが、美作市の英田エンジニアリングの万殿貴志(まんどのたかし)社長。今回のミライビトです。

(英田エンジニアリング 万殿貴志社長)
「地元に住んでいたら分かるが車が無かったら生活できない。地元の人が困っているのでそれを何とかできれば今乗っている車をちょっと改造することで安全安心の車になればいいなと思い始めた」

社長顔

高齢化する地域の課題にどう対応し活性化につなげるかが、ミライビトのビジネスの根源だといいます。

(英田エンジニアリング 万殿貴志社長)
「団塊の世代が高齢化。その人たちが健康的に生活するためには色んな事が整備されないといけない。なのでそのお手伝いができればいいと思う
そのことによって地元も活性化するし当社も並行して伸びて行けば」

ミライビトが率いる英田エンジニアリングは、

鋼板を加工するロール成型機の金型を作る産業機械メーカーとして1974年に創業しました。

今では、金属の加工技術を生かし、コインパーキング機器で全国トップクラスのシェアを誇るなど幅広い商品開発にも挑戦しています。

その企業理念は「ちょっと進んだモノ作り」です。

そうした理念の中、ここ数年、ミライビトが力を入れてきたのが「高齢者による車の事故をどう減らすか」でした。

(英田エンジニアリング 万殿貴志社長)
「地元にこの企業があって良かったなという企業になりたいという思いがあり困っている高齢者に健康寿命伸ばして欲しい。
長く働いてきた高齢者が無残な事故にあうのはある意味被害者だと思う。 そういう事故が起きないような製品を作って提供するそれにより地元の高齢者が健康で素晴らしい人生を送る手助けになれば」

注目したのは、高齢者のブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故。

岡山県警によりますと高齢者の人身事故は過去5年で119件発生し、4人が亡くなるなど危険な事故が後を絶ちません。それを解決しようとしたのが「アイアクセル」なのです。

今年から本格販売を始めた「アイアクセル」。去年8月、国土交通省から性能認定を受けた後付けペダルで踏み間違急発進抑制装置です。

iアクセル

一番の特徴は、装置を後付け出来ること。車を買い替えなくても乗り慣れた自分の車に取り付けることができるのです。

(英田エンジニアリング 万殿貴志社長)

「やはり乗り慣れた車につける方が、お年寄りなので自分の乗ってきた車にまったく同じ感覚でアイアクセルが付くことで違和感なく運転ができるのがポイント」

こうしたアイデアが評価され、「アイアクセル」は、中国地方の独創的な事業を表彰するニュービジネス大賞も受賞しました。。



こうしたミライビトの地域への思いは、今、山間部のある課題を新たなビジネスに変えようとしています。
耕作放棄地

(英田エンジニアリング 万殿貴志社長)
「耕作放棄地です。以前は田んぼだったが、今は放棄されて 放棄というかできない。高齢化で耕作放棄地がたくさんあるのが1つ目の課題。高齢化社会が2つの目の課題

 これを解決するために農業を始めたい。」

作り手の高齢化や後継者がいないなどの理由から山間部を中心に増え続けている耕作放棄地。

そこに目を付けた万殿社長。まずは、地元の人から約1ヘクタールの耕作放棄地を借りて来年からニンニクなどの栽培を考えています。

定年を迎える社員や地域の高齢者の働く場を作ることに加え、農作物の加工まで行い、儲かる仕組みを作っていこうというのです。

地域課題を解決しようと取り組むことで様々なビジネスに乗り出すミライビトが描く思いとは。

(英田エンジニアリング 万殿貴志社長)

「(日本の)都会はほんの一部。そこに人が集中している。本当に日本全国見ると田舎ばっかり。そういうところにお住いの人が

 素晴らしい人生を送る楽しい人生を送るのが我々はそれを大切にしていきたい」