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親子教室を主宰 する加藤優子さんが発信するコラム「子育てママはカッコ悪くて カッコいい!」

2021.06.11

親子教室を主宰する加藤優子さんが発信するコラム「子育てママはカッコ悪くて カッコいい!」

岡山でも新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない状況です。
ウィズコロナと言われて約1年。
コロナウイルスと共存できる方法を模索し、以前とは違うジャンルが人気を集めたり、
見直されたりしています。

昨年の夏休み、コロナで旅行に行けない中、わが家もキャンプにはまりました。
アウトドアはあまり好きではないのです子育てママはが、一番はまったのは私です。

キャンプで気付いた家族の幸せの形

キャンプの醍醐味(だいごみ)は、家族でワイワイできること。
子どもたちも少し大きくなり、週末もそれぞれの習い事や友達との遊び、
親も家事や仕事、趣味の時間などで、家族がバラバラになりつつあります。

それが、キャンプに行くと、テントや寝床の設営、料理をして食べる時間まで、
全員で協力をしながらやることになります。家だと母親がほぼ一人でやっている家事を、
全員で協力してやる時間こそが、私が欲しかった時間だと思いました。

でも現実は、「包丁危ない!」と言ったり、きょうだいげんかを仲裁したり、
日常の延長で、キャンプ場内に響き渡る声で怒鳴り散らしながら、
ご飯が食べられるところまでこぎつけます。
その後はテントで遊ぶ子どもたちを横目に、
夫とたき火を囲んでコーヒーとおしゃべりタイム。
なんと幸せなことか。

〝不要不急〟〝人命優先〟今一度考えてみて

「不要不急」のものは何か? 
人の命を優先させた視点で物事を見た時、本当に必要なことや大事にしたいことが見えてきて、
人はそこに今一度立ち返る時なんじゃないかと思うのです。

コロナ禍では、ママは大変です。家族が家にいる時間が長くなると、家事は増えます。
だからこそ家族が協力することを、子どもたちに教えてやれる気がします。

髪を振り乱して、自分のことは後回しにして、毎日家族のために動いているママは輝いています。
今だからこそ、家族の役割を考えていけると良いなと思います。

<さりお 2021年6月11号より>
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