番組情報

番組タイトル

ヒノキは僕らの宝物 若い力が森林を再生する日

放送日時

2014年05月31日(土曜日)13:05~

放送内容

人口約1500人、岡山県北の小さな村・西粟倉村。ヒノキの家具づくりで森林の再生に貢献しようと奮闘する若者たちの姿を通して、山間の村の未来を探る…。
人口約1500人、岡山県北の小さな村・西粟倉村。村の面積の96%を森林が占め、その半分がヒノキだ。日本の五大ヒノキ産地の一つとして、かつて栄えたこの村も安い輸入材に押されて林業が衰退。過疎・高齢化も相まって、手つかずの森林が増えている。 活気を失っていた村に今、若者たちの明るい声が響いている。大島正幸さん(33)が代表を務める「木工房ようび」。ヒノキをはじめとする木工に魅せられて集まったメンバーは 全員、岡山県外からの移住者だ。 大島さんが移住を決めたのは、3世代にわたって森を守り続けている延東義太さんのこんな一言がきっかけだった。「きちんと手入れして子供のようにかわいい山なのに誰も欲しがらない」。 ヒノキは光沢の美しさと香り、強度を兼ね備え、世界最古の木造建築・法隆寺にもみられるように古くから建材に用いられてきた。しかし、他の木に比べて柔らかく、油分が多いため、家具の素材には適していない。大島さんは試行錯誤の末、独自の工法を編み出し、そのタブーを打ち破った。これまで誰も手を付けなかった分野にあえて挑戦したのは、ヒノキの使い道が広がらない限り、村が進める「百年の森林構想」の実現はないと考えたからだ。 そして、大島さんたちが最も力を入れているのがヒノキの学習机づくり体験ツアー。 伐採から机づくりまでを親子で体験し、森林と生活の関わりを実感してもらおうというものだ。大島さんは「ヒノキが育つ長い時間と、家具として使われる長い時間の間を預かる、短いけれど大切な役割」と話す。ヒノキという村の宝物を再び輝かせ、後世に伝えていこうとする若者の姿を追った。

出演