６月４日、岡山県が営業時間の短縮に応じない飲食店に時短命令を出す前に、準備中の店名リストを誤って５時間にわたり県のホームページに掲載していたことが分かりました。リストには本来公表されないはずの店も含まれていました。

（岡山県保健福祉部　原田和広参与）
「誤掲載によって関係者の皆様方には大変ご迷惑をおかけしました。」

岡山県は６月４日、岡山市内の飲食店７店舗について、時短営業に応じるよう新型コロナ特措法に基づく命令を出しました。

特措法では命令後、店名を公表することができるとしていますが、この日、命令を出す前の少なくとも約５時間、公表するため準備中だった店名リストが県のホームページに誤って掲載されたということです。

リストには７つの店舗の店名や住所が載っていて、このうち１店舗は命令に直ちに従ったため、公表されないはずでした。

誤った掲載は岡山市からの指摘で分かり、４日の時点で３人が知っていましたが、早急に報告する必要は無いと判断し、７日になって幹部職員に報告したということです。

県は７店舗のうち連絡が取れたところから経緯を説明するとともに謝罪しています。