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サスティナブルファッションをもっと身近に

2021.06.02

生地の再生に取り組む「ITONAMI」を取材しました。(さりお掲載から抜粋)

ものづくりに参加して、感謝の気持ちと愛着を

誰もが参加できるものづくりとして、
倉敷市児島唐琴に拠点を構えるデニムメーカー㈱ITONAMIが現在進めているのは、
不要になったデニムから新たなデニム製品をつくるプロジェクト。
現在、1000本を目標に個人からデニムを回収中です。
「原料が服になるまでにさまざまな工程があり、
たくさんの人が携わっていることに興味・関心を持ってもらいたいですね。
ものづくりに携わることは、愛着を持って長く身に着けることにもつながります」と
代表の島田舜介さん。
6月末までデニムを回収。倉敷紡績と連携して回収したデニムを粉砕し、
新たなオーガニックコットンと粉砕されたデニムを7対3の割合で合わせて糸にし、
広島県福山市にある工場でデニム生地となります。
2022年にはこのデニム生地から出来上がった商品が販売されます。
今回の生地は、染めの工程を行わないので、
回収で集まったデニムの色が反映された素材となり、やわらかな風合いも特徴です。
「デニムは、経年変化がよしとされる、服の中でも珍しいアイテム。
1本のデニムを大切に使うことでそれが味になります。
ここから生まれた製品が長く付き合ってもらえるアイテムになれば」と島田さん。

環境や循環を意識した「持続可能な」視点で注目されているサスティナブルファッションをもっと身近に取り入れるためには…

さりお66号(2021.6/4)では衣類の回収法方法や企業の取り組みについて紹介しています。
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