日本の棚田百選に選ばれている香川県小豆島町の中山千枚田で、田植えが始まりました。

山の中腹に約７８０枚の田んぼが連なる中山千枚田。

田植えには例年、棚田の保全活動を手伝うオーナーが参加しますが、新型コロナウイルスの影響で２０２０年に続いて２０２１年も農家だけでの作業となりました。

このうち兼業農家の乾忠孝さんの棚田では、小型の田植え機を使って２２枚の田んぼに苗を植えていきました。

機械が入れない場所はどうしても人の手が必要で、この日も家族や親せきが作業を手伝いました。

高齢化が進むこの地区で棚田を維持するのは重労働ですが、里山の原風景を守りたいという思いが農家のコメ作りを支えています。

中山千枚田では９月に稲刈りのシーズンを迎えるということです。