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GWを前に緊急事態宣言 県外観光客が多く訪れる温泉地…湯原の老舗旅館でも影響が【岡山・真庭市】

2021.04.28

GWを前に緊急事態宣言 県外観光客が多く訪れる温泉地…湯原の老舗旅館でも影響が【岡山・真庭市】

4月29日からゴールデンウィークがスタートします。その直前に発令された3回目の緊急事態宣言、例年、県外から多くの観光客が訪れる真庭市の温泉地では書き入れ時を前に不安の声が上がっています。

美作三湯の一つ、真庭市の湯原温泉にある老舗旅館油屋です。例年、ゴールデンウィークには関西方面を中心に全国から多くの観光客が訪れます。しかし、今年は…

(油屋 高橋忠孝社長)
「予約入っていたのが全部消えて。新たに入ってきているのもあるが。5日からもほとんど無い。問い合わせもない。ちょっとひどい。」

3月にはいったん満室になったゴールデンウィーク中の予約も、緊急事態宣言の発令を受け28日までに12件のキャンセルがありました。

一方で、宣言の発令により県内客からの新規予約は増えたといいます。

(油屋 高橋忠孝社長)
「これまではお客さんに来てくださいということはあったが、ご遠慮ください、自粛してくださいという状況は考えてもなかった。2020年、2021年と初めての経験。」

2020年は、新型コロナウイルスの影響で4月中旬から5月末まで休館を余儀なくされた油屋。

感染防止対策を万全にして2021年こそはと期待を寄せていた矢先の緊急事態宣言。GoToトラベルの延期も重なり5月の連休以降の予約はほとんど入っていない状況です。

(油屋 高橋忠孝社長)
「営業するとなると電気代などの経費や人件費がかかる。開け続けるのもリスクがあるので営業の形を宿泊中心から違った営業形態も今後考えていかなければならない。」

観光業界にとってもコロナ禍で迎える我慢のゴールデンウィーク、先行きの見えない不安な日々が続きます。