2021.04.23
全米・全英女子オープン出場権も獲得!オーガスタ女子アマ日本人初優勝梶谷翼選手に直撃!【岡山・総社市】
世界トップレベルのアマチュア選手がそろうオーガスタナショナル女子アマチュアゴルフ選手権で、日本人初の優勝に輝いた総社市出身の梶谷翼選手が取材に応じました。OHKが過去に取材した秘蔵映像も交えて、いまの思いを聞きました。
(梶谷翼選手)
「勝った時はうれしいと思ったが、帰ってきていろんな方から祝福されてそういううれしさも味わうことができた。」
総社市出身で兵庫県の滝川第二高校3年の梶谷翼選手17歳。4月3日まで行われたオーガスタナショナル女子アマチュアゴルフ選手権で、アメリカの選手とのプレーオフを制し、日本人初の優勝という快挙を成し遂げました。岡山市出身の渋野日向子選手に続けと期待がかかる今大注目の選手です。
帰国後、新型コロナ対策で2週間の隔離を経て、今週はじめに岡山に戻った梶谷選手。4月21日は岡山県庁を表敬訪問するなど、アマチュアで世界女王になった喜びを地元に報告しました。
小学1年で始めたゴルフ…わずか2年で世界一に 夢は「賞金女王」
(梶谷翼選手)
「梶谷翼です。8歳です。」
梶谷選手がゴルフを始めたのは小学1年生の時。父、教義さんの指導の下メキメキと腕を上げ、わずか2年後、小学3年生の時に世界ジュニア選手権で初めて世界の頂点に立ちました。
まだあどけない8歳の梶谷選手が語った将来の夢は。
(梶谷翼選手)
「将来の夢?賞金女王になることです。」
日本人初優勝のポイントは…「とにかくゴルフを精一杯楽しむこと」
そして9年後の2021年、女子アマチュアで世界を制した梶谷選手が大会を振り返ってくれました。
(梶谷翼選手)
「すごい楽しかった。なかなか回れる機会がないゴルフ場を回れることに感謝の気持ちもありながら、精いっぱい楽しめたらいいと思って挑んだ。」
Qプレーオフについて
(梶谷翼選手)
「最後まで楽しめたらいいと思って、ほかの選手より1ホール2ホールプラスに回れることがラッキーだなと思って、そう考えることができて緊張しなかった。」
梶谷翼流 勝つためのルーティンは…「試合前に〇〇〇を食べること」
世界の舞台でも気負うことなく、楽しんでゴルフができたことが今回の勝利につながりました。そんな梶谷選手は海外の大会に向かう時あることをするんだとか。
(梶谷翼選手)
「海外に行くときは肉うどんを食べる。一回肉うどんを食べて上位に行けたので、次も肉うどんを食べたらまた上位に行けた。2021年(もと思っていたがお店)は新型コロナでつぶれていてどうしようってなって…(でも違う店で)天ぷらうどん食べたら優勝した。」
大舞台で知った世界のレベル 課題も…
大好きなうどんもまたパワーの源なのかもしれません。着実に夢に向かって進む梶谷選手ですが、今回の大会では世界レベルの凄さを感じたといいます。
Q大会で見つかった課題
(梶谷翼選手)
「日本では自分はドライバーが飛ぶほうだが海外に行くと平均以下ぐらいだったので飛距離も出さないと海外で通用しないんじゃないかと思ったり、アイアンのショットも高さや勢い、スピンが違ったのでそこを高めていきたい。」
梶谷選手のドライバーの飛距離は約240ヤード。世界の舞台では更なるパワーアップが求められます。
(梶谷翼選手)
「単純に素振りをしたり体幹を鍛えたり、筋力を上げたりしないといけない。」
先輩に続け!岡山が生んだ天才ゴルファー
今回の優勝で梶谷選手は、6月に行われる全米女子オープン、さらに2年前に渋野日向子選手が優勝した全英女子オープンの出場権を獲得。世界の大舞台に挑戦します。
(梶谷翼選手)
「最終的な目標は世界で活躍できるプロゴルファーで、USLPGAランキング1位を取りたい。応援してくれている人のおかげで今回も勝てたと思うのでこれからも頑張っていくので応援よろしくお願いします。」