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苦境が続く飲食店 中には休業を選択する店舗も…香川県 感染拡大抑制を狙い時短要請始まる【香川】

2021.04.08

苦境が続く飲食店 中には休業を選択する店舗も…香川県 感染拡大抑制を狙い時短要請始まる【香川】

新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込むため、香川県は、4月8日から飲食店に対して営業時間の短縮要請を始めました。

高松市中心部の焼肉店、焼肉ジンです。通常なら午後5時から深夜まで営業しているこの店も午後8時になると…

(呼びかけ)
「(アルコール)ドリンクオーダーは8時までです。」

通常なら客が増える時間ですが、酒の提供を終わらせました。

(客)
「ちょっとさみしいが(時短要請を)香川県がやっているので。会社の後輩と7時に来て1時間しっかり飲んで食べたので帰ろうと思う。」

その後、客足が途絶えたため、午後8時半過ぎに営業を終了しました。

(韓屋仁焼肉ジン 青木稔店主)
「普通に営業するのは難しい感じがする。8時にお酒の提供が終わるので8時過ぎて客が入る見込みがない。」

香川県は、法律に基づき7日から4月20日までの2週間、県内約5000の飲食店に対して酒の提供を午後8時まで、営業を午後9時までに終わらせるよう要請、協力した店には1日4万円を支給します。

(繁華街の飲食店)
「店としてはさみしい一面があり早く元に戻れるよう協力する。」

(繁華街の客)
「8時9時は早い。飲む人はそれ位から飲みますから。さみしいです。」

時短要請で外食の自粛ムードに拍車がかかる恐れから、店によっては休業を選択する所も出てきています。

(韓屋仁焼肉ジン 青木稔店主)
「(この1年)耐え忍んできた感じ。うちだけじゃなく飲食店は疲れがたまっている。」

一方で、コロナ禍の長期化を見据え店では感染対策の強化を検討しています。

(韓屋仁焼肉ジン 青木稔店主)
「テーブル席に仕切りを導入したり(客に)マスク(着用)を声かけて協力してもらえるようにする。」

苦境が続く飲食店にさらなる負担を強いる時短要請、感染対策の実効性を高めるためにも行政のさらなる支援が求められます。