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2021.04.06

ふるさと納税100万円 驚きの返礼品 そこから見えたものとは…【香川・東かがわ市】

ふるさと納税100万円の返礼品、東かがわ市の「一日市長」に東京の企業の社長が就任し、市長の仕事を体験しました。

1日とはいえ行政のトップを経験した貴重な時間、そこから見えたものとは何だったのでしょうか?

(拍手)
「おはようございます!」

午前9時。職員が総立ちで出迎える中、この日の主役が「初登庁」しました。

(東かがわ市 上村一郎市長 委嘱状授与)
「半沢“市長”よろしくお願いします」
「謹んでお受けいたします。よろしくお願いします」

委嘱状を受け取ったのは、東京でIT事業を手掛ける企業の社長、半沢龍之介さん(43)。

東かがわ市に100万円以上のふるさと納税をした個人に返礼品として贈られる「一日市長」です。

尊敬する坂本龍馬をきっかけに、四国の歴史や風土に興味を持ったことから、「一日市長」が返礼品になっていることを知り、2020年12月、市に100万円を寄付しました。

(東かがわ市 上村一郎市長)
「何よりも寄付を頂いたことに感謝の気持ち。半沢さんのお気持ちに答えられるような使い方をしていきたい」

(市長秘書からスケジュール説明)
「公務のスケジュールを説明いたします。10時20分から政策意見交換を大会議室で行います」

午前中の仕事は、上村一郎市長ら市の幹部との政策意見交換です。

議題は、若者に向けた市の魅力発信について。

IT企業社長の半沢一日市長にとっては、まさに専門分野、SNSで市をPRする重要性を力説します。

(東かがわ市 半沢龍之介一日市長)
「“若者向けの定住施策”なら若者がいるプラットフォームで訴求しないと意味がない。若者は、市が発行する小冊子は見ない。ツイッター、フェイスブック、TikTok を見る。SNS上でのプロモーションは有効な手段」

午後からは市の特産品、手袋の工房を訪れ、独自の工法を見学したり、オーダーメイドの品を注文したりと、地元の産業を学びました。

こうして慌ただしく過ぎた市長として1日、短い時間とはいえ行政のトップを務めた半沢さんは、何を感じたのでしょうか?

(東かがわ市 一日市長 半沢龍之介さん)
「組織やしがらみの中、バランスをとって市をより良くしていくか、チャレンジングで楽しい。民間と力を合わせ“お金以外は何でもOK”といえる市長の柔軟な姿勢があれば、東かがわ市はもっと伸びる」

(東かがわ市 上村一郎市長)
「世代は同じなので、価値観や目指しているところなど共感できる。マーケティングに近い視線、生の知識やノウハウを頂けたのがうれしい」

100万円で街のかじ取り役を担える「一日市長」。
半沢さんにとってはかけがえのない貴重な経験になったようです。
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