OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
丸亀城石垣 崩落部分の解体始まる 地盤弱く予定より半年遅れのスタート【香川・丸亀市】

2021.03.29

丸亀城石垣 崩落部分の解体始まる 地盤弱く予定より半年遅れのスタート【香川・丸亀市】

2018年の西日本豪雨や台風で崩落した丸亀城の石垣について、地すべりを起こし、大きな被害が出た部分の解体工事が、29日から始まりました。

(前川裕喜記者)
「崩落でこのような形になった石垣。時代劇でよく見る“えぼし”に似ていることから、“えぼし石垣”と呼ばれ、崩落の象徴と言われている。この石垣の解体が始まる」

地上約34メートルにある「えぼし石垣」。大型のクレーンで、1個数百キロある石を地面まで下ろしました。

丸亀城の南西の石垣は、2018年の西日本豪雨や台風で、地盤から地すべりを起こし崩落、約6000個の石に被害が出ました。

想定より弱い地盤の補強などに時間がかかり、解体工事は予定より半年遅れでのスタートとなりました。

(丸亀市教委文化財保存活用課 東信男副課長)
「崩落場所が危険ということで、修復方法もいろいろな方法を検討し、ようやく象徴の石垣を解体出来てうれしい」

市は、2021年9月末までに石垣の解体を終え、その後、積み直しを始める予定で、崩落から5年後の2023年度末には修復を完了したいとしています。