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赤磐市長選の課題 深刻化する人口減少 3月28日に投票【岡山・赤磐市】

2021.03.25

赤磐市長選の課題 深刻化する人口減少 3月28日に投票【岡山・赤磐市】

任期満了に伴い、3月28日に投票が行われる赤磐市長選挙の争点について考えます。4つの町の合併で市が誕生してから16年。山間部でも、都市部でも人口減少に直面しています。

サクラの見頃を迎えつつある赤磐市周匝の吉井城山公園です。

(管理する杉本孝明さん)
「4月は多いですよ。4月は1ヵ月で4500人ぐらい。」

かつては多くの人が管理に関わっていましたが、高齢化により現在は3人となりました。

(杉本孝明さん)
「昔のままの形ではできんなってきています。人口が減るのもしかり、そこが原点だと思います。」

旧山陽町、赤坂町、熊山町、吉井町の4つの町が合併して2005年に誕生した赤磐市。この16年の人口減少率は3.8%で、地域別では特に吉井地域が33%と大幅に減少しています。

(新田俊介記者)
「一方、人口減少は都市部でも。その象徴がここ、山陽団地のオールドニュータウン化です。」

高度経済成長期の1970年代に整備された山陽団地。住民の数は1984年の約8400人をピークに減少し、現在は4605人です。

市は2018年、団地のにぎわい創出に向け基本構想を策定し、スーパーの跡地開発や老朽化した県営住宅の再生などを掲げていますが、具体的な活用策の検討はこれからです。

(山陽団地の住民)
「私ぐらいの年代の人が多いから活気は無いですね。若い人がもっと来て子供がたくさん生まれてくれればいいんですけど。」

赤磐市長選には、届け出順にご覧の2人が立候補し、現職と前職の一騎打ちとなっています。

(井上稔朗候補)
「赤磐市は本当の意味で誇りと信頼を取り戻していかなければならない。そして市民の方に安心と希望を育む、そういう赤磐をつくっていきたい。」

(友實武則候補)
「進化を遂げるかあるいは混迷に落ち込むか、これが今回の選挙の争点。継続させていただいて明るい未来を希望できる赤磐市を共に築き上げていく。」

人口減少と向き合いながら、まちをどう前進させていくのか。赤磐市長選の投票は3月28日です。