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新たな岡山のお土産「パクチーゼリー」誕生…出荷量激減の中 新商品で勝負を【岡山】

2021.03.23

新たな岡山のお土産「パクチーゼリー」誕生…出荷量激減の中 新商品で勝負を【岡山】

岡山で栽培された「パクチー」を使ったスイーツが完成し、岡山の新しいお土産にと期待がかかっています。

(パクチー生産者 植田輝義さん)
「僕パクチー大嫌いから始まって。」

(國和産業 営業 浅原孝夫さん)
「そんなに好きではありません、苦手ですね。」
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開発担当者もこう話すのは、香り高い野菜「パクチー」のことです。岡山の新たなお土産にと、県産パクチーを閉じ込めた「パクチーゼリー」が完成しました。

でも、パクチーのイメージって・・・

(植田輝義さん)
「打ち砕かれます。」

(國和産業 営業 浅原孝夫さん)
「僕みたいに苦手な方でも食べやすくなった。」

倉敷市の菓子メーカーが、面白いゼリーを作ろうと素材を探していたところ、出会ったのが「黄ニラ大使」としておなじみの生産者、植田輝義さん。実は植田さんは、20年以上前からパクチーも生産していて「岡山パクチー」として売り出しています。こうして世にも珍しいパクチーを使ったゼリーの開発が始まったのですが…
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(國和産業 営業 浅原孝夫さん)
「工場内全体がパクチーのにおいがするわけで、多くのパートさんが何このにおいと、そういった臭いの部分で(社内で)賛否両論あったり。」

火を通すことでパクチーの香りを優しくしたり、レモンでさわやかさを添えるなど、試行錯誤を重ねること約2年、ようやくパクチーゼリーが完成しました。
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(竹下美保記者)
「いただきます。おいしい。思っていたのと違うさわやかさが残ります。」

植田さんのパクチーは、新型コロナウイルスの影響で飲食店への出荷量が激減、新商品は、パクチーの新たな可能性も広げてくれました。

(パクチー生産者 植田輝義さん)
「コロナ禍で2020年から厳しい状況が続ていまして、明るい兆しになると思う。」
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新たな岡山のお土産として期待が高まる「パクチーゼリー」。4月1日から、県内の観光地や道の駅、岡山空港などで販売が始まります。
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